バンタンテックフォードアカデミーの授業の様子をご紹介します!
今回レポートするのは、オンラインで行われた「インタビュー」の授業。
<オンラインホワイトボード「Miro」を使ってみよう!>
「当初は、オフラインでワークショップを行うことを想定していました。でも、新型コロナウィルス流行の影響でリモートに。しかし、考えてみればビジネスマンもオンライン上でコミュニケーションを取っている。この状況を活かさない手はありません」とウメムラ講師。
まずは、デジタルホワイトボード「Miro」を使って情報整理にもトライ。
アイデアを出し合う「ブレインストーミング」や、情報整理をリアルタイムで視覚的に行うことができます。こうしたツールを使いこなせることは、学生たちにとって強みになること間違いなし!
四角や丸形の付箋を作ったり、世界地図に、自分の付箋を貼りつけていきます。初めて触れる学生がほとんどでしたが、感覚的に操作することができました。
続いて取り組むのは「インタビュー」。
<友だちの脳内マップ作りにチャレンジ!>
ウメムラ講師「次に、二人一組になって脳内マップを作っていきたいと思います。誰かボランティアしてくれるコは?」
「はい!やります」と、ある学生が申し出ました。
ウメムラ講師「では始めましょう。最近、気付くと考えていることは何ですか?」
学生「ゲームしたいな、です」
ウメムラ講師「じゃあゲームの次に考えていることは何ですか」
学生「寝たい、かな」
ウメムラ講師「このインタビューは、メモを取りながら進めるのがポイントです。眠いってことは遅くまで起きてるの?」
学生「いえ、早寝早起きです」
ウメムラ講師「こうした質問を10分間行います。右部分には詳細を足していこう。なんとなく、やり方が分かったかな?なんらかのインタビューをするときにも、その人がどんな人かを知る手段として活用できます。インタビュイー(取材を受ける側)が、自分で自分の発言を描きながら答えるので対話もしやすいですね」
チャットには「みんなの脳内、楽しみや!」というコメントも。
<某ふたり組のインタビューに密着!>
学生A「最近、何してる?漫画読んでる?」
学生B「なんだろー、パワードスーツの設計にハマってた!」
学生A「何それ(笑)最近思うことは?眠いとかない?」
学生B「冷房強すぎて寒い、とかかな」
学生A「他に最近していることは?」
学生B「『モンハン』」
こんな風に10分間、相手を質問攻めにします!
質問者は情報を整理しながら、キーワードをまとめてマップを完成させていきます。インタビューをし終えて、クラス全員の脳内マップが出来上がり!
ウメムラ講師「にっしーの脳内、すごくよくできているね。何々をしたい、とか話し言葉でまとめているのも分かりやすいです」と高く評価しました!
こうしてインタビューの授業は終了。
参加した学生に感想を聞くと……
「僕は、相手に『今、何を考えてる?』っていう直球の質問をしてしまって。抽象的すぎたのか、相手からは期待したような答えが返ってきませんでした。相手の考えていることを上手く引き出すのは難しいと感じました」
「脳内マップ制作は、知っている人同士でインタビューすると、既知の情報が多くて難しいなと感じました。掘り下げるなら知らない人同士でやったほうがいい、というのが発見でした!」他にも、「Miroはチームで情報共有できるので、楽しく作業できる」と手応えを感じている様子。
アフターコロナ・ウィズコロナの時代には「非接触」型のサービスや商品が主流になる、とも言われています。
こうしたオンラインを活用した情報整理や、リモートでのコミュニケーションに慣れ親しんでおくことが、専門スキルを習得する上での「礎(いしずえ)」となりそうです。